2009年10月23日

【第8日目の2 20090602】モスクワ篇4。徒労、転戦(工業技術博物館)と衝撃(原爆の実物!)

 モスクワ篇は番号つけるの忘れてました。今までのが1〜3です。

 さて、宇宙飛行士博物館の続き。特徴的過ぎる建物のため、入り口探すのに一苦労……。ましてや発熱と頭痛とだるさを抱えた中で…。


 社会主義の神話……。女神?はソヴィエトの「鎌」を持ってますね。労働者や技術者が描かれている或る種の素朴さこそ魅力。




 こちらのサイドにはレーニンが。

 一回りして入り口に辿り着きますが、なんと火曜日(と水曜日)は休館日でした!
 徒労感が数割増しで襲ってきます。木曜日にまたモスクワに戻ってくるので博物館そのものは再訪のチャンスあるじゃんとかそーいう問題ではなくて。


 宇宙飛行士博物館の前で見かけたおなじみのラーダ。確かに、遠めに見ればハコスカに見えなくもないですが(あの時代の日本車のデザインにイタリアの影響強かったと聞くので偶然ではないです、多分)、妙に恥ずかしいパーツでチューンされてるのはどうみればいいのやら……。エアロパーツの「GT」がいい味出してます(勿論褒め言葉です)


 周辺。あとから分かったのですが、ВДНХというのは「ソ連国民経済達成常設博覧会」の略なんだそうで、ソ連時代はそんな博覧会が文字通り常設されてたそうな。各産業分野(農業・鉱業・工業・交通etc)のパビリオン並ぶ中で、宇宙飛行士博物館はその目玉だったんでしょう。
 で、いつ「常設」じゃなくなったかのかが気になってしらべてみたら……この写真のシンボリックな建物群が実は未だ現役であるとのこと! ВДНХ広すぎです。
 参照:全ロシア博覧センター

 再び地下鉄へ。そして工業技術博物館に「転戦」します……。ちなみにモスクワだと地下鉄に乗るという基本的な行為さえ「ちょっとした冒険」であるのは先に記したとおり。わけの分からない入り口に出口、世界中の誰もがキリル文字読めると思ってるであろう不親切な表記類。ただ、流石に二日目だと慣れは出てきて乗り間違いこそは無くなりますけど。

 車内では相当に体調悪そうに見えたのか、お婆さんに席を譲られました……。すぱしーぱ。

 工業技術博物館はやはりルビャンカ駅(KGB前)が最寄。しかし、地下道しか移動手段がないため、道ひとつ渡るのに大苦労。地下で方角が分からなくなるというパターンが少なくないので、コンパスがあると便利かなぁと思ったり。


 KGB。まぁ建物には罪はないんですよ、多分。


 そして、向かいにある該当施設の現状。

 ひょっとして、改装休館中……?
 諦めかけますが、念のため周辺を歩き回ること20分(なにせ、敷地が広大なので)、大事なことなんで何度も記しますけど、頭痛・発熱下でのことです。おまけに無駄に天気良くて暑いわ。


 周辺。古そうな教会。地味なんでたぶん革命前の?


 周辺。左が工業技術博物館。大きいです。



 建物自体には何箇所か開いているドアがあったのですが、博物館以外のテナントも入っているので紛らわしいことこの上なし。一箇所で「インダストリアル・ミュージアム?」とか訊いたら、何とか入り口のある方を示してくれ、何とか入り口にたどり着いたのでした。幸いにも改装は外部だけのようで、中は開いてる模様。

 工業技術博物館は、如何にもなソ連チックな博物館♪
 切符買うところと荷物預けるクロークと検札するところは別々だわ(クロークがあるのは良いことだと思います。収蔵品のためにも、荷物持たずに観覧できる見学者にためにもなってますので。勿論無料ですし)、ミュージアムショップや食堂は暗くて品揃え悪いわで確実に「ソ連」引きずってていい味出してます。前者は西側のプラモデルとか売ってるんですが、空っぽのショーケースが如何にも。後者は昔の役所の食堂みたいな感じ。
 勿論、「ソ連」「ソヴィエト聯邦」を期待しての入館ですから、皮肉抜きで不満などありませんが。

 ただ、館内撮影不可なのはちょっとケチかも。フォトライトで痛む美術品でも、ましてや国家機密の最先端云々が展示されてるわけでもないので。ただ、あの体調だと観て回るのが精一杯で写真まで撮る余裕はなかったと思いますが。そんなわけで館内写真ないのはお許しください。

 建物自体は偉く立派です。1870年に建てられたと歩き方には書かれてますが、元(革命前)はなんだったのやら? 大商人の商館とか、貴族の館とかなんか反革命的な用途を想定しちゃいそうな雰囲気。この種の華麗な館が工業とか技術の博物館に転用されてるところが凄くソ連的に素敵。

 で、最初の展示室にあって度肝を抜かれたのがコレ。

 写真撮れなかったので、拾い物画像。ありがたいことに対人比でのサイズが分かりますね(出典は以下)。
http://nuclearweaponarchive.org/Russia/Sovwpnprog.html
 云うまでもなく原爆、解説読むまでもなくプルトニウム型(……分かる自分がイヤ)。英文解説もあったような気がしますのでソ連初の原爆と分かった次第で。

 コレの現物が、目の前にある衝撃がいかほどのものであるか……。正直申せば、マジで感動しました。善悪判断抜きに、この不気味さと得体の知れないパワー、そして機械としての精密さ……ヤバい魅力に満ちてます。もちろん、触れるところに展示してあります(笑)。一番ヤバい部分は抜いてあると信じてますけどね。

 ちなみにソ連の初期核開発は以下参照と。
http://ja.wikipedia.org/wiki/RDS-1
 ツッコミどころがあるとしたら、アメリカに4年も遅れてたこととか、アメリカのコピーな部分もあったこととか……ちょっと先の感動が薄れますけど突っ込みどころそこじゃないだろと。

 それにしても……この展示に問題があるとすると、このインパクトが大きすぎてほかの展示物や模型類が全て印象に残らなくなってしまったことでしょうか。これも突っ込みどころがずれてますが。

 で、相変わらず体調悪い中、地下1階地上3階の広大な博物館廻りました。当然エレベータなしで、天井がやたら高いので体感は地上5階でしょう。博物館なら疲れないだろうと舐めてたが裏目に出ました。
 展示内容には上野の科学博物館みたいな自然科学の基礎を年少者に教えるための無難な展示も多いのですが、鉱工業系の大模型はなかなか魅力的でした。ただ、動いてないのが残念なんですけど。光学機器…カメラは……銀座や新宿でも値札つけて展示してますよね(笑)。
 
 当然、休み休みながら。ベンチで横になっては、怒られつつ。

 あれこれ雑多で広範な展示眺めつつ、その中でも注目してたのが電子機器。確か小学校のとき、「ソ連の電卓は、デジタル数字が7セグメントではなくて、6セグメントだ」と吹き込んでくれた先生が居たんですよ……。純朴にも、6セグメントで0〜9の数字表現すること考えたりもしてました(無理はあるけど、可能。三角形を上下にくっつけて8の字にしたところを想定されたし)。
 勿論、ここにはあるだろう! ないわけないだろうと思ってました。

 さて、関連する展示物はアナログメーターのみ機器に、ニキシー管で数値表示する機器(余談ですがニキシー管も大好き。ニキシー管時計は部屋の置時計で愛用してます)と時代が下り、そしてFL管のセグメントディスプレイ……。
 全部、普通の7セグでした。大うそつき!

 あとは……如何にも西側のをコピーしただろって雰囲気の80年代のテレビやステレオ(ミニコンポ)、MSXと思われるPCが印象に残りました。

 3時間位かけ、ほぼ全館見て廻ったでしょうか……。普通の人には全くお勧めしませんが、やっぱりソ連的なものが好きな人には堪らない場所だと思います。一人でじっくりか、或いは趣味の合う人と突っ込み入れつつ観覧するのが楽しいかと。
 休憩入れつつが良かったのか少し体調戻り、外歩きに耐えられる状態にはなってきました。

 サンクトペテルブルグに向かう56列車が20時20分発なので、まだ3時間くらいは残ってます……。
posted by 西方快車 at 18:58| Comment(2) | 2009年北京→モスクワ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月22日

【第8日目の1 20090602】発熱と頭痛。そして強引なる外出。モスクワの訪問先……。

 前日は更にビール呑み足し。
 ホテル近くの路上キオスクでビール買うのに一苦労はありましたけど。ロシア式のキオスクだと「ほしいものを指差し」が難しく、商品名を読み上げ出来ないとスムーズに買い物できないという問題があります。ここで「メモ帳に絵に描いて、コレよこせ」という妹尾河童的手法を編み出したのでした。ちなみに絵は死ぬほど下手ですので、河童先生みたいに公開はできませんよ。
(ホテルの部屋も写真撮る程度で、河童先生みたいに鳥瞰図描くなんて無理無理……)

 閑話休題。翌朝のこと。
 頭痛とか頭の重さがありましたんで、起きた地点では単に二日酔いかと思いました。夕べビール呑み過ぎたかな、と。
 でも胃腸にもなんか凄い負荷感。そして発熱感まで。これは二日酔いじゃない。

 割とヤバい状況では……と判断。でも、今後のスケジュールもヤバい感じで詰まってます。
・朝食。料金に込みなんで喰わないと勿体無い。
・何箇所か市内観光(をい)。
・夕方にはサンクトペテルベルグに向かう夜行列車に乗る(無茶だ)。
・その翌日も、夜行でモスクワに戻ってこなければならない。
・さらに次の夜は、飛行機で北京……
(発熱してると入国できないかも。インフルで煩い時期)。

 最大の目標は、北京に戻ることとして取り合えず1時間ほど寝なおし。当然良くはならず、しかし朝食代勿体無いので食堂には下りる根性。朝食は定番のビュフェスタイル。
 先ずは喉とか胃を鎮めるため、水から。こんな時でも好みはガス入り水。ウェイターさんがガス入りだけどいいの?とか聞いてきた気がしましたが此れが好きなんですと返す余裕?
 炭酸水だと当然ゲップが返ってくるわけですが、腐敗臭のあるゲップにヤバさを感じたり。
 それでも水と紅茶、パンとフルーツとヨーグルトだけは喰いました。いや、それが限度でした。



 幸いにもビュフェのおかず類は日本でもありそうなインターナショナルな洋食で、いかにもロシア!なものがなかったので喰い損ねた悔しさはありませんでしたが、そういう問題じゃないですね。

 よろけつつ部屋に戻り、結局正午のチェックアウト寸前までベッドで横になり、何度かトイレにも篭るという感じに(完全に出し切ってお腹はすっきり。トイレ事情最悪のこの街で腹加減悪いのは最悪ですので)。
 こんな状況だと広い部屋とか立派なベッドとか広いバスルーム完璧なプライバシーというのは有難く感じられるものです。安宿のドミに共同トイレじゃこうはいかなかったと……多分。
(最悪お節介な従業員とかに「通報」され、医者に「強制連行」とかもありえますんで)

 ちなみに原因はほぼ特定。昨日のビールのおつまみにした、汽車での残りのボロニアソーセージ以外に考えられません。元来保冷が必要なブツを冷房のない車内に放置してたんですから、何があっても不思議じゃない!


 改めて室内。


 チェックアウト前に撮った部屋からの写真。

 ちなみに、サンクトペテルブルグ往復はすべての荷物を持って行くつもりでしたが、気力体力的に無理と判断。必要なものだけを小型トランクに移し、残りはこのホテルに預かってもらうことに。チェックアウト後に二日も預けっぱなし……は断られるかと思ったら快諾してくれました。さすが。
 
 街に出ます。ああ陽がまぶしい……。


 ホテルの前のとおり。左手に薬屋があるのは気がつかず。そんなことより左のお姉さんの大胆さのほうが印象に…。




 街中だとロシア車もゆっくり撮れます。モスクワ市内でもごろごろ見かけました。




 ロシア車。高級なやつ。
 ちなみに辺りは金持ち多いのか、やたらメルセデスやらポルシェ(ただしカイエン限定)見かけました。六本木より成金度高いかも。



 一休みしながら地下鉄駅まで。こんなに写真撮る余裕? いや、100m歩くとクラッとする状況なんで、休憩がてらに写真撮る余裕が逆にあったということで。


 地下鉄駅のある中庭内の、劇場カッサ。和太鼓の公演はロシアでもやってるんですね。


 白ロリな等身大ポップと、携帯電話修理の看板。
 ロシア人女性は概して凄くおしゃれなんですが、さすがに原宿に居るようなロリータファッションは皆無でした。
(潜在的な憧れあるんだとしたら、商売のタネかもしれないですよ?)

 さて、モスクワでの訪問先は
「宇宙飛行士記念博物館」
「工業技術博物館」
「軍事博物館」

 辺りを考えてました。……歴史とか美術とかに興味薄いと選択肢がいい感じで地味になります(苦笑)。その代わり宇宙船とか兵器とか(鉄道車両ほどじゃないにしろ)好きなんです。なんであれ残存気力とか残存体力から考えると博物館の類は無難ではあります(……と、思ってました)。

 先ずは「宇宙飛行士記念博物館」を目指します。長期の改装(2009年4月まで)のため、手持ちのガイドブック(歩き方ロシア2008-2009)には載っておらず、ВДНХ駅を降りて歩いて……としか分からず。
 しかし地図がないので駅から歩いてどれくらいあるのかが不安です。ましてや100mあるくとくらっとする状況ですから歩き回って探すという方法はNG。ロシア語全くできないので周辺に聞くのもNG(ロシア人の英語の出来なさは特筆に価します。後から調べた話ですが、昔の中学とかの第一外国語は[フランス語・ドイツ語]選択だったそうな……今もそうかも? ですからロシアで英語出来る人というのは、日本や中国でフランス語出来る人並みに貴重ってことになります、多分)。あと公共の案内地図も期待できません。

 不安を帯びてВДНХ駅を出ると……目の前にチタンのシンボルタワーが見え、不安は吹き飛びました。発熱とか頭痛は治まりませんけど。


 ちなみに敷地の柵にはこんな模様が。ああスポートニク! 期待が膨らみます!
posted by 西方快車 at 19:04| Comment(0) | 2009年北京→モスクワ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月20日

【第7日目の5 20090601】モスクワの印象。とても素敵なオールドヨーロッパ!

 昨日のエントリでは「モスクワの印象は最低、ホテルの印象も最低」とか読み取れるかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。もう4ヶ月も前ですが、写真を眺めるたびにいい街だったと思う由。
 地下鉄のルビャンカ駅からツム百貨店近くのホテルまでは予想外期待外の「オールドヨーロッパ」の街並みが続き、感激しながら暑さと荷物の重さに耐えてたのでした(笑)。不勉強ながら、社会主義共産主義の首都はもっともっと無味乾燥なものイメージしてたので(北朝鮮の影響は大きいw)、ロシア人の
「自分たちはヨーロッパの一員である」
「御伽趣味」

という一面を忘れてたのかもしれません。古い物のこってるのは単に立て替えたり高層化したりする資金とか投資が無いだけじゃ?という突っ込みはこの際却下で。


 写真。一部は翌日撮影。


 キリル文字の看板はやっぱり素敵。読めませんが。


 両替屋さんとか。


 こんな建物が珍しいものではなく、ずっと続いているんですよ。


 最高に美形な銀行。重量感もあるのに、窓が大きいので明るい感じもあります。


 泊まったホテル「ピョートルT」はこんな感じ。


 部屋はこんなの。フロアプラン(非常口案内)見てるともう少し狭い部屋もあるようでしたが、広めなのはネット予約特典ってことでしょうか?

 荷物置いて落ち着いて、17時位。まだまだ明るいので(体感で14時位)どこか観光したいのですが、もう博物館などは閉まる時間。野外なら問題はないや、ということでモスクワ一望できる雀が丘に行ってみることに。
 その前に、ホテル前の通りにあったキオスクで水分(ビール500ml缶)補充。確か37P位なんで100円強。ビールは本気で安いそして旨い! ちなみにコンビニなどは殆ど無く鉄道駅の売店のようなスタイルのキオスクが通りの随所にあります(少し前の中国と同じ感じ)。


 ホテルの最寄り駅はよくよく調べてみると、ルビャンカではなくクズネツキーモスト駅。このビルに開いた「洞門」の向こうに駅がある……ようです。


 「洞門」を抜けた先の広場。ちょっと不思議な空間。


 クズネツキーモスト駅のやたら立派な入り口。左に見えるのは有料仮設トイレ。幸いにもお世話にならずに済みましたが、このトイレ事情の悪さだけはロシアは好きになれません。

 ちなみに2度目に乗る地下鉄では小さな失敗。改札機で5回券をタッチさせるのですが、日本のスイカとかと違ってタッチ時に音とかなりません(LEDで残回数表示されるのみ)。認識されてないものと勘違いし、3回分くらい無駄使いしてしまいました……。

 今度は乗り過ごしなど無く無事に雀が丘の最寄、ヴァラビヨーヴィ・ゴールィへ。ここは後でも触れますが、モスクワ川渡る橋の上というか橋の中にある特徴的な駅なので間違いようはないのですけど。
 坂道のぼると、評判どおりのモスクワ一望の眺めが広がります。


 モスクワに緑が多いということが分かります。これも嬉しい予想外ってことで。


 道路のアーチ橋が、地下鉄の駅を銜え込んだような不思議な構造のヴァラビヨーヴィ・ゴールィ駅。


 ただ、基本的にデートスポット(苦笑)。男が一人だと、浮きます。


 反対側にあった、トロリーバスの通り。星の飾りの架線柱が凄く格好いい!


 雀が丘のもうひとつのお目当てがモスクワ大学の遠望。「スターリンゴシックは本当にあったんだ」と。よしあしは兎も角、凄い迫力。
 坂をおり、モスクワ川沿いに少し歩いて、構造が気になるヴァラビヨーヴィ・ゴールィ駅を近くで観察。


 ガラス箱の中に地下鉄電車が止まっています。アーチのゴツさと、道路の柱の細さもまた魅力。

 ……さて、まだまだ日が沈みません。今度は市電と接続しているチーストィエ・プルドゥイ駅へ。市電でも撮ろうと目論んでいたんですが…。


 ちょっと素敵なマクドナルド。この1枚撮ったところで1台しか用意してなかったカメラが電池切れ! デジ一眼のデカい電池に慣れてると、コンパクトデジカメのバッテリ容量は雀の涙……。
 そんなわけで市電は見るだけに留まりました(もちろん翌日再訪してます)。一方で、食料品店が幾つかあったので冷やかしたり、13Pの水とか18Pのアイスとか庶民価格の買い物したり。水はうわさに聞く通りガス入りの炭酸水。10年以上前のスペインで間違って買って以来、ガス入り水はお気に入りなので「当たり」でした。ちなみにロシアだと圧倒的にガス入り水のほうがポピュラー。同じブランドでガス入りガスなしの場合、ガス入りの方が少し安いのも有難い限り。アイスも評判どおり大変に美味。

 電車眺めてアイス舐めて水飲んでるとやっと薄暗くなってきたので、今度は晩飯のためにホテル近くまで戻ります。確か「ヨーリキ・パーリキ」があったはず……。


 ヨーリキ・パーリキ。ロシア料理のファミレスチェーンで英語メニューあり、と地球の歩き方には書かれていますが、現地の物価からすると日本のファミレスよりは高級な店でしょうか(インテリアも趣味が良い)。その意味では、日本人が安心して食事できる店ではありましょう(安すぎる店は不安ですから)。

 テラス席を取り、やはり喉乾いたままだったので先ず1リットルジョッキ注文。あとスープとメイン。締めて450P也…¥1600位。どれも美味。日本に進出してくれないものかしら。


 黒パンはサービス。揚げてあるのでおつまみにも。


 1リットルのビールははじめビビりましたが、案外呑めてしまうもんです。
posted by 西方快車 at 22:13| Comment(0) | 2009年北京→モスクワ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【雑記】ロシア鉄道の乗車券

 購入後すぐに「撮影」したものですが、この券は返却されるので手許に丸ごと残ります(複写になってて、1枚は回収されたと思います)。使用済み乗車券を手に入れるのは日本だと難しい(特にJR倒壊管内…とか記しましたが、現状は違うようです)ものですが、領収書代わりに頼めば返してくれる中国といい、この辺の事情は国のイメージと違うのが皮肉というかなんといいますか。
(ちなみに先日乗ったアムトラックでは半券のみ手許に残りました。飛行機と同じです)


 上がペテルブルグ→モスクワ間の55列車の乗車券。等級は1等寝台(リュクス)で3771ルーブル。約1万円。
 下ががモスクワ→ペテルブルグ間の56列車。等級は2等寝台(クペ)で1989ルーブル。約7000円。
 ちなみに55/56列車にも3等寝台(プラッツカルト)はあり、1000ルーブルくらいの模様。3000円程度ですからヘンな例えですが18きっぷ1枚分くらい。

 なお55/56列車は名無しの普通急行ですが、これが「赤い矢」などの特急になると同じリュクス・クペでも割高になります。ほぼ同じ車輛設備でもナロネ21やナハネ20の特急と、オロネ10やオハネフ12の急行で料金が違ったようなものでしょうね。
 地紋の模様が今は引退したER200高速電車なのにも注目です。シンボルではあったのでしょう。


 カードの引き落とし証の裏面。素朴な電機のイラストがかわいい。
posted by 西方快車 at 22:08| Comment(2) | 2009年北京→モスクワ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月19日

【第7日目の4 20090601】モスクワの第一印象。すべてが冒険?

 慣れない空気の下、荷物抱えてビビリまくってたので写真がないのはお許しを……。
 翌日以降は慣れてきて平気でカメラ提げて歩き回ってたんですが。でもヤロスラベリ駅+レニングラード駅周辺はちょっと治安悪そうな雰囲気はありました。

 さて。
 ホテルに落ち着く前に済まさねばならないのは
「或る程度のルーブルの現金を得る」
「明日のモスクワ〜ペテルブルグ往復の乗車券を購入する」
 の2点。普通の国(中国とか)ならどうってことないことんですが、ロシアだとこんなことが大冒険になってしまいます。

 現金に関しては、切符売り場を調べるために入ったレニングラード駅(ヤロスラベリ駅の隣)で何台かATMを見つけました。VISAとかMASTERの表示があるのでキャッシングは可能なはず……。カード呑まれたらどうしようとか間違って操作して金銭上の損害でたらどうしよう……とか不安抱えつつ操作(幸いにも英語ヘルプはありました)。操作を終え、5000Pの現金を引き出したときの安堵といったら!
 ちなみに帰国後の確認ですが、キャッシングの金利払った上でもレートは良かったです。ロシアに関してはセオリーどおりに、カードショッピング(使える場所限られますが)>カードキャッシング>現金両替の順で有利なようですね。

 次は乗車券。列車のめぼしは日本でもつけてきましたが、念のために構内にLED表示されていた時刻を確認して希望列車を確定した上で「筆談メモ(日付・区間・列車番号・等級・寝台は下希望・人数)」を作成(慣れないキリル文字で…)、窓口に並びます。
 ちなみに指定券券売機のような機械もあり、そっちのほうが敷居低そうかと思って試してみましたが……表示がロシア語だけなので手が出ませんでした。それに誤操作のリスク考えたら窓口のほうが安心と。
 窓口に列はそんなに出来ていないのですが、一人一人の応対に時間がかかり消化に時間が掛かっている模様。理由は……一人一人にパスポートチェックまで行い、パスポート番号に氏名の入力まで行っているから! これ、外国人相手だからではなく自国民相手にもやってるんですよ! ソ連時代に国内用パスポートの制度があって自由な移動が出来ない云々とか聞きましたけど、今も変わってないってことですか!! 中国も農民戸籍云々で自由の移動は微妙ですけど、国内の車票買うのにパスポートまで要求されることはないですからねぇ。
 ちなみに外国人のロシアの旅行は事前購入のバウチャー旅行がタテマエのはずなんで、ここに外国のパスポートで並んでるというのは或る意味奇異な行為にもなるはず。その意味でも緊張もしますが、赤い表紙に菊の御門のパスポートに妙な誇り感じるのもまた事実です。

 その一方で別の意味で驚いたのは自分の前の人が支払いをクレジットカード(VISA)で行ってたこと。特にカードのマークはないものの、クレジットカードは使用可能! 金銭面での緊張が揺るぐのはありがたや。
 そして自分の番。
「ペテルブルグまで日帰り往復という無茶を理解してくれるか」
「そもそも空席はあるのか? 希望は席数の多い3等ではなく、行きが2等(クペ)で帰りが1等(リュクス)だが」

 と不安を抱えつつ、筆談メモとカード、パスポートを提出(もちろんガラス越しカウンター)。係員は若い女性。
 彼女は手際よく端末(普通のWindowsPC)操作し、希望通り往復とも取れることを示します(画面を見せてくれたような気がします)。そして日付に関して間違いないか念押しをして(片道は0時以降発なので更に紛らわしい)、更には
「片道が2等、片道が1等だが本当にいいのか」と念押しをしてきました。いや、してきたような気がしました(英語だったと思います。思えば有能な係員でした)。こちらはOKとだけ告げると氏名にパスポート番号をやはり手際よく入力し、気がついたら決済されてサインを求められ、カードとパスポートに加えてえらく立派な書式の乗車券を渡されたのでした。
 このときの嬉しさときたら。もちろん誤りがないか、その場で券面確認したのは云うまでもありません。
 
 ちなみに、行きは2等帰りは1等、というのはホテル代惜しんでの強行往復ゆえ、帰りは少しは楽したいのと、どうせなら乗り比べもしてみたいという極く当たり前の考えでした。が、ロシア人にとっては違和感のある切符の取り方のようで……。欧州的階級意識で以って乗車等級が決まってるんでしょうかねぇ?
 取ったのは「赤い矢」とかの有名特急列車ではなく、名無しの普通急行。得られる限りの知識で「ロシアの客車は特急でも急行でも車内設備(特に寸法)に大差はない」「その割に料金は結構な差異がある。即ち名無しの急行は得」と認識していたからです。

 さてさて。
 二つのミッションをクリアし、次はホテルに向かうための地下鉄入り口探し。地図からヤロスラベリ駅とレニングラード駅の間にあるようなんですが、そこにあるべき立派な建物は出口しかありません! 建物の周りを荷物抱えて一周し、何とか少し離れた場所に「入り口」あるのを確認。

 階段下りて、5回分の切符を買います。券売機はなく窓口で買うしかないのですが、該当金額出して手を広げて「5」を示したら分かってくれました。
(余談ですが、先日のアメリカでは市内交通は「窓口なし券売機のみ、下手すりゃ無人」。というところが殆どでした。一見券売機のほうが敷居低そうなんですが、実は外国人旅行者にとって柔軟にかつ間違いなく対応できるのは有人窓口なんですよねぇ)
 
 そして長い通路とエスカレータ通してホームへ。乗るのは1号線。
 コモソーリスカヤ駅は評判通りの壮麗さ……それは良いんですが、構内の案内がすべてキリル文字。何とか乗るべき方向を割り出し、緊張したまま電車に乗り込みます。いや、乗るまでに2本くらいやり過ごしました(まぁそれくらいに運転頻度は密なんですが)。
 乗ってしまうと……今度は駅が分からないどこに居るのか分からないという状況に。壁の駅名表示が小さく薄く上品なものですから、簡単に読み取れないのです! ルビャンカで降りなければいけないのに、3駅くらい通り過ぎて行き過ぎたことに気がつく始末。
 モスクワでは地下鉄乗るのも大冒険でした。但し、本数多いので乗り過ごしたり乗り間違えてもリカバリーが容易なのは救いですが。

 今度こそはルビャンカで降り、ホテルを目指します……。地下から出て、目の前に見えるのは立派な立派なKGB。しかし道を渡る方法がない! また地下道に潜り、キリル文字を読解して反対側に出ます。駅からホテルまでは数百メートルなんですが、えらく遠く感じられたのでした。暑かったですし。
(どうでもいいですけど、日陰[但し役所っぽい前。KGBじゃないです念の為]で荷物抱えて休憩してただけで退けというしぐさしてきた生意気な警官は来世はスターリン時代にでも生まれ変わって粛清されたらいいなっと♪ ただ、ロシアではこの種の不愉快は期待してたほど無かったのも事実ですけど)

 なんとか、ホテル(ピョートルT。一応5ツ星)に辿り着きました。
 ちなみにExpediaで税とか込みで¥24310也。高めのとこにしたのは汽車旅続きのあとでまったり休みたいのと、高包利用という贅沢のあとに安宿で惨めな思いするのがイヤだから。あとモスクワのホテル相場自体が高めなので(特に中心部)、半端なケチもしたくないのもありました。で、印象といえば……。

 入り口で私服警備員という感じのオッサンが睨んできてウザいこと(頭下げてね♪ 客には!)。
 ホテルのランクの割には荷物とか運んでくれなかったこと(チップ節約できてラッキー☆)
 しかしカードキーがトラブル起こして開かず、フロントに往復したこと。
 とか……。でも、そんなのは些細なこと。最大の問題はひとつ。
「水くらい無料で用意しといてくれ、喉かわいて死にそうなのに」
 テーブルの上の水は有料360P。水に¥1000出せますかって!

 ちなみに部屋は立派でここは期待を裏切らず。一人で泊まるのが勿体無いほど……(ツインルーム。ちなみにシングルルームは無い)。バスルームだけで北京の安宿のベッドルームほどの広さはありましたから。
 なお、翌日に起こった「事件」考えると高いホテルも正解でした(詳細、後ほど)。
posted by 西方快車 at 23:59| Comment(0) | 2009年北京→モスクワ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月15日

北米より帰国しました

 9月24日より10月11日まで北米を鉄道中心に旅行してきました。概略触れますと。

・USAレイルパスでアムトラックに乗りまくる。
・都市交通にも一日券で乗りまくる(シカゴ・LA・サンフランシスコ)。
・インタアーバンファンの聖地として知られるものの難易度の高い(辿りつける交通手段の意味で…)イリノイ鉄道博物館を訪問する。
・最後のインタアーバンとか言われる、シカゴ近郊のサウスショア線に乗る。
・世界で唯一と思われる、通勤電車のバー車(NYのメトロノース。ニューヘブン線)に乗る。


 まぁ見事に鉄道のみの旅。
 一応、少しグレイハウンド(バス)のお世話になってますし、航空機関係も好きなのでシアトルでボーイング工場の見学とか、ワシントンDCで航空宇宙博物館も見学しておりますが。ちなみにロサンゼルスへの往復はアメリカ系避けてSQ(シンガポール航空)選択しましたが、多分正解でした。
 あと、18日18泊中、機内2泊(これは普通ですね)、車中9泊、バス1泊……残りの6泊だけが移動しない陸の上という無謀さ。でも何とかなってしまいました。

 とはいえ、波乱万丈としか言いようの無い出来事まであったわけですが。
(本気で書面での厳重抗議検討中の先が二箇所ほど。ロシアでもそんなこと無かったのに!)
 とはいえ、ご好意に甘えてしまい、感謝しなければならない出来事もありましたけど。
(本気で書面での礼状出さないと……)
 差し引きでは、まぁ黒字と見ていいでしょうか…。

 さて、当面の重要な問題は……。
 この鈍足ブログに、ロシア篇割り込みで北米篇入れるか、このままロシア篇続けるか? 理想はさっさとロシア篇終わらせて北米篇に移行したいところなんですが、うまくいきますかどうか?

 そんなわけで、しばらくロシア篇で更新しますが、北米篇に関しては先送りも何なので要点は「気が向いたら」記すことにします。
posted by 西方快車 at 19:45| Comment(2) | 2009 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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