2010年04月01日

【米:第7日目の2 2009/0930】キャピトル・リミテッド篇3:アメリカ貨車あれこれ

 景色とか風情のある路線ではあるのですが、突っ込み入れるとしたら首都と経済首都?結ぶ幹線がこの程度……というツッコミも入れられるワケです。日本で云えば東海道本線にあたるラインなのに……。
 シカゴ〜DC/NYって鉄道全盛期(1930年代)に電化しようとは考えなかったのでしょうか?


 2時間ぶりの停車駅、CUMBERLAND駅。
 街並みは風情のある街なのですが、駅はショボいコンクリ駅舎。日本の国鉄時代っぽい無機的なところが逆に味があるというか無いというか。ちなみに無人。


 10分ほど停車するので外へ。雨は上がっていました。


 発車時に最後尾より。


 ここらの「大家」CSXの貨物列車。


 ひたすら車運車が続く編成。車運車を「有蓋」にするのは積荷保護の観点で有益。ちなみに日本のク5000での輸送はシートを積荷1台ごとにかけていたのでその作業とシート管理が大変だったとか。
 TTXは貨車リース会社。


 1999年に解体されたコンレールの表示が残る貨車。
 コンレール(Consolidated Rail Corporation)は1974年に経営破綻した幾つかの鉄道会社を「国有化(公社化)」したもので、強引に意訳すれば「アメリカ国鉄(貨物・インフラ部門)」。万年赤字のアムトラックと違い、こちらは黒字化に成功し、再民営化された由。


 最後尾。このタイプの貨車には3段積みと2段積みがありますが、これは2段積みタイプのみの編成(端から自走で積みこむので、2段と3段の混成はできない)。
 

 暫く山の中を走ると、今度は信号場?へ。


 うねうねと、長大に。
 日本では見慣れぬコイル・カーの車列。用途は鉄鋼コイル輸送用で、日本の過去形式だとトキ1000トキ21500トキ23900ワキ9000辺りの仲間。ただ日本や欧州の類似車が開閉屋根なのに対し、アメリカでは屋根をクレーンで外して荷役するようです。


 重量物運ぶゆえに台枠が頑丈そうなのも印象的。
 

 信号場かと思ったらちょっとした操車場でした。停泊する貨物列車は4重連。
 右手に見えるコンレール表記の残る有蓋車は背高の特殊車? 妻面を白く塗ってあるのは背高車を識別するため?


 おそらくは事業用のカブースと、お馴染みカバードホッパー車。手前のゴンドラ・カー(無蓋車)は相当に酷使されてますが現役なのか旧車なのか? また、無蓋車と云ってもカーダンパー荷役を前提としているのか側面は固定でアオリ戸にはなっていないようです。


 操車場の片隅の駅舎? かつて旅客扱いもあったのでしょうか?

posted by 西方快車 at 19:30| Comment(0) | 2009 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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