2009年07月27日

【雑草】ロシアとか、ソ連のイメージ

 ロシアに入った以上、この話を。

 1973年生まれの筆者にとっては、ロシアのイメージは「ソ連」に他なりません。あらゆる物を集団化、人工化、工業化、合理化してしまう共産主義社会主義の人工国家、ついでに悪の帝国イメージまで付きまとう(そりゃモスクワボイコットとか大韓航空機撃墜とかありましたから)。
 ですから、ソ連の景色やら町並みは合理的近代的なコンクリ建築……で脳内イメージが完全に固まってました(或いは威圧的なスターリンゴチック)。古いものはあってもそれは博物館的なものとか、消え行く少数派なんだろう、と。
 そして、脳内ではヨーロッパからロシアは切り離して考える癖がついてしまってました。
 
 入国してみると、ぜんぜん違うので驚きました……。
 田舎は田舎、都市は都市で古いヨーロッパが生き延びてる(若しくは復興してる?)じゃないですか。下手すりゃ本当の?ヨーロッパ(西ヨーロッパ。早い話がユーレイルパスが使える範囲)よりも。
 列車から眺める農家にダーチャ(別荘)は可愛い木造のものばっかりだし、鉄道施設はクラシックな欧州スタイルの方が圧倒的に大多数。降り立ったモスクワ中心部やら、ペテルブルグの街並みが見事にオールドヨーロピアンだったことにも驚きました。

 よく考えてみれば、ロシアはというのは「ヨーロッパの田舎」……これは失礼だけど、認めざるを得ない表現でありますし、必ずしも否定的な意味じゃないんだとも! 
 田舎であるがゆえに、西からは消えた古き風情も多く残されているですよ、たぶん。

 面倒なんで、先に結論出しておきます。
 ロシアは(多分、スターリン時代以外の「ソ連」も)冷たい国でも合理的な人工国家でもなんでもありません。ましてや悪の帝国でも。
 そりゃ、いくつか気になることはありますけど(観光客の視点からしても、隣接国民の視点からしても)、食い物も旨く人も暖かな、ごく当たり前の国の一つなんです。
 もちろん、機会あればまた訪れたいものですし、もし訪問・観光を迷っている方いるなら強く後押ししたいものです、EF59の如く(笑)。

 閑話休題。
 云うまでもありませんが、モスクワやペテルブルグも中心部から離れて郊外に出たりすると期待通りの?ソ連的なもの(アパート群とか工場とか)もたくさん見ることができました。いくつもいくつも通過したシベリア鉄道沿いの地方都市群も同じく。
 個人的には、この手も嫌いじゃない……むしろ好きなくらい。この際なので、真っ先に掲げたソ連のイメージにはある種の屈折した「憧れ」があったことも肯定しちゃいます。科学や合理が宗教であった時代……。
 まぁ、どっちも好き、というのはツーリストとして悪い姿勢じゃないと思うんですけどね。生活したり仕事したりだとまた変わってくるのでしょうけど。

 と、いうわけで旅行記まだまだ続きます。


posted by 西方快車 at 19:18| Comment(0) | 2009年北京→モスクワ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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