2009年12月25日

【第10日目の1 20090604】モスクワ篇7(ペテルブルグ→モスクワの55列車。ロシアの1等寝台車)。モスクワ地下鉄。

 一般に二人用の個室寝台というのは、上下2段で一室になっているものです。で、寝台のない側にはソファとか洗面台があったりすると。RW19はまさにこれに該当。トワイライトのB個室2人用もこの変種でしょうね。
 まぁ安いの(デュエットとかT2とか、アムトラックのルーメット……は安くないか)や、凄く高いの(カシオペアデラックスとか)は別ですけど。なんであれ、あの空間は憧れを喚起するものです。
 
 でも、ロシアでは常識が通じません(笑)。
 下段寝台だけの二人用個室寝台というのは、予備知識無しでみたらやはり驚きます。



 そして、正直云えば期待はずれ……。上方空間がゆとりあるだけで、2等寝台と何ら変りないわけですから。そのうえ運賃料金は2等のちょうど倍。ちょっと勿体無かったなぁ……と思ったり。

 後から聞きましたが、極東ロシアのオケアン号も同種ですし、新型化後の赤い矢号も同様。中国の高包でもこのタイプが存在するようです。
 一応フォローしておくと、二人とも下段という意味で不公平がないですし(やっぱり上はハズレ)、同じ空間に2人と4人では密度感が違いますので、存在意義も料金分の価値もあるんでしょう。でも、客車好きとしては面白くないと云わざるを得ません。なによりベット二つで床が埋まってしまうような息苦しさがあり、上等級ならではのゆとりが感じにくいんですから。

 なお、ロシアでも西欧に直通する寝台車は少し前の西ヨーロッパ同様の3人用個室(2人まで使用で1等扱。3人使用で2等扱)が使われているとも聞きます。一方、中国行きの19/20列車はどうなっているんでしょう?


 カーテン整えられ、花が飾られているのも嬉しいのですが、2等も同じなんですよね(2等がお得!)。ジュースとカップスープのサービスは1等だけですが。
(このカップスープもって帰ってきて、まだ飲んでません……)


 鏡とか棚とか。化粧板の面積が広い分、安っぽさが気になってしまいます。


 通路側を見る。一見無意味に見える上段への折畳はしごですが、通路上の荷棚へのアクセスのために必要。

 ちなみに55列車は普通急行か、下手すりゃ準急のような立場の列車。そんな列車の1等寝台の利用率というのは気がかりなものですが、ほぼ全室満席でした。ロシアには金持ち多いんだなぁ……というより、特急の2等より準急の1等選ぶ捻た(失礼!)お客が多いんだなぁ……と、人の事云えませんが。
 同室者は初老のビジネスマン。如何にも出張慣れされた感じの落ち着きでしたが、英語は出来ず。挨拶程度しか出来ませんでした。まぁ先方も日本人旅行者の同室には驚いたかもしれません。

 しばらくすると検札。そして車掌がなにか尋ねてきます(勿論ロシア語)。隣室の若いビジネスマンが英語でフォローしてくれて助かりました。朝食のことで「チキンかソーセージか、粥か」と訊いているようです。ソーセージと何とか伝え、そろそろ1時なので阿吽の呼吸で消灯と。
 一日歩きまわっただけあって、流石によく眠れました。

 明朝は6時か7時に目が覚め、隣の車を覗きにいくとなんと食堂車でした。内装は3列車についてたロシア国内用と同じ標準的なもの。営業はしておらず、供食サービスのための基地という使い方なのでしょう。


 新聞も配られます(全く読めませんが)。アメニティセットも56列車同様に配布。

 で、8時頃に朝食。

 付属品のパック。これも56列車の2等と同様……。


 笑ってしまうしかないですね。あのマズいカーシャがまた出てくるとは。1等でも同じというのを残念と思うより寧ろネタとして笑ってしまえるレベル。
 ソーセージだけ頂きました(苦笑)。
(朝食なら素直に黒パンとバターくれりゃ文句云わないのに)


 モスクワ・レニングラード駅には9時過ぎに到着。これが乗車したMECT18。
 今回はモノの試し、ということでの1等(リュクス)利用でしたが、この区間に関しては2等(クペ)で十分だと思いましたよ。


 ChS2T(ЧС2T)電機が3並び。最悪に不恰好!とか思ったこの機関車も何度も眺めていると情が移って「悪くないんじゃないの」とか思えるのがなんとも。
 
 さて。
 この日は19時45分発の北京行きCA910便に乗るまで適度な時間があります。
 先ずは、一昨日に休館だった宇宙飛行士博物館へのリベンジをば。


 ロシア慣れしてきて、地下鉄でちょっとシャッター押すくらいは抵抗がなくなりました。
(ちなみにモスクワは撮影禁止ではないと知ったのは帰国後)
 定番の?コムソモーリスカヤ駅。




 モスクワの地下鉄駅の多くは、3つのアーチで構成されています。よく観光ガイドなどで見るのは真ん中の通路部分のアーチで、その左右にホーム部分のアーチがある由。立派な割に掘削断面を減らすことのできる合理的な作りではあるんですね。
 柱の多い作りになるので、日本のラッシュ時向けではありませんが。


 (多分)プロスペクトミーラ駅(自信なし)。色数抑えめなのが上品です。ベンチの作りも立派。


 アーチを横切る形での連絡通路から。電車は小汚くあんまり趣味がよくないのが難。勿論冷房ないのでこの季節にはちょっと暑いですし。


 ずっとシンプルな作りの駅もあります。これでも東京とかにあったら「名駅!」とか云われちゃうんでしょうね(え、大阪市交の心斎橋とか梅田はって?)。華麗なのはともかく、この程度の駅でも羨ましく感じます。


posted by 西方快車 at 19:07| Comment(0) | 2009年北京→モスクワ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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