2010年01月04日

【第10日目の3 20090604】モスクワ篇9(赤の広場とグム百貨店、アエロエクスプレス)

 ホテルに預けた荷物の回収と、少しは観光っぽいことするために地下鉄で中心部へ。
 あの馴染みにくかった地下鉄も慣れてくると使いやすい乗り物に思えてくるのが不思議です。


 中心部、赤の広場近くの街並み。

 そういえば、モスクワ・ペテルブルグ滞在中(たった3日ですが)に日本人には合いませんでした。
 まぁ市電乗っまくったり産業技術博物館とか鉄道博物館とか濃い?とこ訪問してりゃ、普通の観光ルートからは離れて当然なんですけど。モスクワのホテルも(ランクの割には)日本ではガイドブック等で宣伝とかしてないとこでしたし。


 このまま真っ直ぐ進むと赤の広場。

 で、唯一の例外がグム百貨店でした。





 中の旗とか看板が良い意味でロシアっぽい趣味。


 吹き抜け回廊の使い方が見事、ガラス張りのアーチも綺麗。中野ブロードウェイを100万倍、お台場ヴィーナスフォートを10万倍くらい綺麗にした感じ。

 グム百貨店はソ連時代の西側旅行者にはさんざん云われてたようです。曰く
「素晴らしく立派だが、ろくなものを売ってない」と。

 今は別の感想を持たざるを得ません。
「素晴らしく立派だが、売ってるのは銀座とかとまったく変わらなくて、面白くない!」
 普通に誰でも知ってそうなブランドショップが並んでます……ソ連っぽさは殆んどありません。此処自体が観光地でもありますから民芸品など土産物売ってる店が数件あり、そこだけはソ連というかロシアな感じなんですけどね。
 個人的にはソ連時代のろくなものを売ってなかった時代にも惹かれたりします(笑)。

 でも、食品売場(高級なの)は面白かった。加工品や惣菜類など美味しそうなんですよ。この日に出国ですから買えないのが辛いんですが。価格は日本で同じもの買うよりは少し安いんじゃないかな?という感じです。
 あと、土産物屋で家族用と自分用の土産購入。自分用は石(たぶんオニキス)で出来たチェス盤にしましたが、値段(確か1万円強)よりも重さで迷いました(苦笑)。北京経由でもって帰らなきゃいけないので……。ちなみにカードも使えます。値段全般は空港で買うより安めという感じ。食品売り場も含めて、時間が無いなら悪くないんじゃないでしょうか?


 アイスクリーム売り。一個50Pで¥150位。勿論美味しく2個も食べました。
 ところでこのお客さんのお国は何処?

 
 前後して赤の広場も通りました。
 どこかで「軍事パレードするには狭いんじゃないか」という指摘を聞いたことあるんですが、印象としてうなずけます。というか、軍事パレードするには向いてないですね(笑)。
 これはその辺意識して、一番広く見えるように撮った写真です。
 ビックサイト前のほうが広いと思うんですが……推定10数万の一般待機者貯められますからあちらは。ビックサイトで(ロシア軍の)軍事パレードとか、クレムリンでコミケとかアホな妄想はほどほどに。

 最後にホテルに寄って預けてた荷物を回収。チップに100Pは渡したのは……少なすぎ? 半端に渡すんだったら何も渡さない方がよかったのか? まぁロシアは原則チップ不要な筈なんですけど。
 昼食に最後のヨールキパールキに寄りたかったんですが流石に時間が押してきて諦めました。

 荷物が重くなったところで何とか地下鉄に。アエロエクスプレスに乗るため サヴョーロフ駅に向かいます。で、ここでもガイドブックの半端な古さにやられました……。地球の歩き方ロシア2008-2009だと
「サヴョーロフ駅発。ローブニャ駅で専用バス乗り換え。運賃90P。1時間に1本」
 との記述が。バス乗り換えあるとは云え便利そうで確実そうではあります。
(ちなみに、「慣れない場合は車の手配を頼むのが良い」とかいう恐ろしい記述もあります)
 で、現状はというと、運賃値上げ(250P。800円くらい)とは云え、アエロエクスプレスは空港直接乗り入れで更に便利になっていたのでした。30分に1本あります。

 切符買って(此処には英語の案内がある有り難さ!)、専用待合室の売店は少し高いので隣のエレクトリーチカ駅の方のホーム売店でビール2本とパンを買い込み、乗車。ビールはお馴染みになった「バルチカ」ですけど、度数が5度のと7度のが二種類あり、後者の方が安かった(32Pだった。¥100せず)のはなにゆえ? しかも濃厚な黒ビールであり、日本だと確実にこっちの方が高そう(笑)。
 

 サヴョーロフ駅にて。明らかに普通のエレクトリ−チカより上質な雰囲気。
 側面は両開き二つ扉で連続窓なので、京急2100を赤1色にした感じでもあります。


 隣のエレクトリーチカもなんか特別な感じです。固定窓でない分(空調なし?)ランク落ちますけど。


 車内は荷物置き場を挟んでの集団見合式固定クロスシート。乗車距離・時間に見合った設備でなかなか快適。液晶テレビまであります。




 こんな巨大団地と前衛団地の並ぶ風景も見納め。


 シェレメチェボ空港着。出来て間もない空港駅。将来に備えた?広大な設備です。今は2面2線ですが、なんか2面4線に拡張できちゃいそうな雰囲気です。
 ここでカート借りて荷物がらがら(楽!)。どうでもいいんですがSVOでもNRTでもカートは無料なのに、金とるLAXが阿漕に思えてなりません。


 空港駅外観。これで世界一不便な国際空港の汚名は返上ですね!


 連絡通路内の時刻表。
 アエロエクスプレスは各種表示に英語も多いため、ロシアに慣れてない人でも安心して利用できる交通手段だと思いますよ。
posted by 西方快車 at 22:55| Comment(2) | 2009年北京→モスクワ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。

シェレメチェボエクスプレスについては初めて見ました。
ドモジェドボエクスプレス(10枚目右の車両と同型やその旧式)に近いものを想像していただけに、この真っ赤な車体にはびっくりしました。
空港の白タクには何度か痛い目を見せられたので、このような信頼できる交通機関の誕生は歓喜の限りです。

合わせて、1/7の記事に出ていた日本の話ですが、私のイメージでは新千歳のuシート程度が好ましい気がします。
Posted by 常緑樹 at 2010年01月11日 22:03
◆常緑樹さま
 あけましておめでとうございます。
 シェレメチェボエクスプレスは真っ赤な車体のインパクトが大きいですよね。写真見れば見るほどに京急に名鉄が思い出されてなりません(笑)。
 
 あと、空港には絶対に軌道系アクセスは必要ですよね。せめてリムジンバス。シェレメチェボのダメだった所はリムジンバスが何故か無かったことで、敷居の高すぎる一般バスやマルシュルートカに乗らなきゃいけなかったことで……。だからこそ白タクという商売が成立しちゃってたんでしょう。

 新千歳のμシートが理想なのは同感です。おまけに普通車も3ツ扉転クロですし。
Posted by 西方快車 at 2010年01月13日 23:39
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