テレビは携帯電話の情報番組というのに驚き……中国人は少し前の日本並のケータイ中毒なんでしょうか。まぁ3Gがやっとこさ始まったところなんで状況としては近いのかもしれません。
翌朝は7時半の便なんで5時半起き。この時間の飛行機って誰も嬉しくないですよね(笑)。客も乗務員も半端に早起き要求されるわ、飛行機飛ばしてるJALだって人気ないからこの便の席は安売りしなけりゃいけないしで。
首都空港まではタクシーで100元ちょうど。運転手にメーター使わせるの忘れてましたが、これって相場通りでいいのかしらん。まぁ荷物運んでくれたり親切な運転手さんだったのでチップと思えば納得できますけど。
JALのカウンターはあっさりみつかり、手続きすんなり。
北京首都空港は電車で移動する広い空港。結構な乗車距離があります。

いきなりシーサスクロッシング。

アップダウンあり。対向電車とすれ違う。

拡張余地か? 途中駅らしい空間を通過。

終着。ここにもシーサスクロッシングあり。ただ、他に分岐はありませんでしたし、留置車などは無かったので、意外と単純なシステムで運行しているのかもしれません。

さっさとODA耳揃えて返せ(笑)、といいたくなる立派な設備。
成田がしょぼく見えます。大きなもの大げさなもの派手なものが好きな中国って国が経済力手に入れたら、何を造るかの見本がこの首都空港のような気が……あ、一応褒めてますよ皮肉抜きで。
やっぱり空港は快適で便利であるのに越したことはないですから。人民幣使い切りに有り難い免税店や売店も完備。
北京でも日本人と会うことは殆んどありませんでしたが、流石に空港での帰国便だと日本人多数。ビジネスマンかツアー客ばかりなので、日本語は通じてもその先が通じないような気がするのは残念ですけど……。

香水瓶のような管制塔。インパクト充分……。
搭乗、767はほぼ満席。行きは運良く空いてた隣席も客あり。
飯食って呑んで(朝から酒くれるJALはいい会社♪)、割とあっという間。

おかゆは塩味とダシ利いてて旨かった。
成田には昼には着いたような。北京より少し暑いのに凹みつつ、スカイライナーの指定券と弁当と酒(またかい!)買い込み帰宅へ。
行きにはどうでもよくみえた、千葉の水田や緑がとてつもなく碧く美しく。そして、都心に近づくと街並みが延々とつづいているのに改めて圧倒されます。
地元の私鉄電車にも新鮮な驚きを禁じ得ません。国電と地下鉄の他に私鉄電車が支線網も含めて発達してるって、世界のどんな都市にもないってことを今更ながら。
........
ご拝読有難うございました!!
2週間足らずの旅行を、半年余かけて延々と記してしまいました。しかし、それほどに刺激多く楽しい旅であったのは事実です。冗長な記述や写真も多々あったと思うのですが、書きたいことは省略しないこと、あとは自分の備忘録と写真整理も兼ねていることでご容赦くださいまし。
中国・ロシアという大国を観てきたわけですが、中国の若さとロシアの熟された感じが印象的ではありました。
中国は古いようで新しい、とても新しい国(まぁ建国61年ですし、公式には)。ロシアは革命とか崩壊とか経て、良い意味で昔に戻った印象が濃厚でした。もちろん、ロシアも経済発展中のところで中国同様21世紀の経済大国たる勢いも感じた次第です。まぁ旅行者の目などあてにはなりませんけど……よいところだけ見ようとしてきたんですから。
旅行者の目というと、どちらの国も旅行者……日本人の旅行者には優しい国です。ただ、どちらの国も邑楽かさはあります(大らかさ、をこんな変換してしまいました、まぁ間違いではありますまい)。日本やアメリカのようにきっちり行かないことはあるかもしれません、そこを余裕として楽しむ必要はありましょう、開放感はお互い様ってことで。
さて……。
アメリカ篇が控えてますね(笑)。お楽しみに。
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北京モスクワ編終了、お疲れ様でした。充分楽しませていただきました。
帰ってきた時の日本の美しさは何とも言えないですね。私はJR利用なので線路の狭さもびっくりものです。
それではアメリカ編、楽しみにしています。私は車両好きなので、DLはもちろん、あまり情報の無い客車・インターアーバンの写真をこれでもかというぐらい出していただけると嬉しいです。
最後までご覧くださり、有難うございました。
また、ご返事遅れて失礼します。
アメリカ篇、そろそろ始めさせていただきます。例によって車両写真多数で頑張りたいかと。
>帰ってきた時の日本の美しさは何とも言えないですね。
本当に不思議ですね。目的地でのワイルドな景色に惚れ惚れしたはずなのに、何故か日本の景色を観ると落ち着くと。
>私はJR利用なので線路の狭さもびっくりものです。
ロシアとか、アムトラックのデカい客車になれたあとで、上野でカシオペア見たときにはミニマムさに驚きました。ナローゲージの二階建て寝台車と云うのはヘンなものなのかも。
付記:
連絡取りたいので、
houmeisyaなるとy3.dion.ne.jp
宛にメールいただけませんでしょうか?
作者様も仰っていますが二週間の時間の中にあるたくさんの出来事一つ一つを過ごせたような気がします。
サイト内で紹介しきれていない秘蔵の写真もたくさんあるのでは?何かの機会に或いは西方快車さんの紀行発表会でもあれば是非お邪魔してみたいものです。またこれから始まるアメリカ編も楽しみにしています。一先ず、お疲れ様でした。
二週間と云うのは日常生活送っていると夢うつつのようにあっさり流れてしまうものなのですが、あの二週間はほんとに濃厚なものでした。半年掛けて語った価値があったようでなによりです。
写真は失敗コマ以外は殆ど公開しちゃってます。あとは同一機関車や同一貨車の重複写真などで、何らかのマニアックな研究するのには使えるかな……程度ですね。秘蔵といえば自分が写っているコマは全部秘蔵です(笑)。
紀行発表会へのリクエスト有難うございます。東京在住ですので、個人的にお会いすることもできますよ! 中国鉄ロシア鉄(前者は兎も角後者は少なそうですが)との合同オフなどできれば最高とも思います。
どなたか希望あれば、コメント続けてくださいませ(またはメール)。宜しくお願いします。