でも、ミネアポリス(セントポールと合わせてツインシティ)を越え、「鉄道首都」シカゴに手がとどく距離(といっても日帰りできるかどうか微妙な距離……)になると話は変わってきます。


角形のカバードホッパー車。
台枠の位置が高いのに注目。

アメリカ名物、大型車運車。この角度だと二段積みか三段積みか分からないですね。
台車が殆ど台枠にめり込んでいるような低床構造が凄い。

今度は丸型のカバードホッパー車。側面のヘコミが凄いことになってますが、多分コレでも運用に入っているのでしょう……。
前後の丸型ホッパー車も微妙に形状が違います。

一見ボックスカー。
よく見るとカバードホッパー車。さすがに純角形のタイプは希少種でした。
(GATX Airslideの表記あり。日本のエアスライドホッパ車の「親類」でしょうか)

一斉に飛び立つ。

また違うかたちのカバードホッパーです。ホッパの最上部が「角形」になっています。
SOO LINEの大書きがカッコよく、麦穂のイラストも印象的。これで錆々じゃなければいいのに。
左右は角形カバードホッパーですが、台枠高さが全く違います。

操車場の片隅に機関庫。カナディアンパシフィック鉄道の機関車たち。

ディーゼル機関車への給砂設備でしょうか?

左が入替機、右が多分、本線用。

「SOO」の大書きが目立つカブース。
今も残っているカブースは、キューポラ部分が張り出したタイプが殆どのようです。

そして操車場からは訳の分からない専用線などが出ているもの……。
機関車と無蓋車(ゴンドラ・カー)の色がお揃い。
背後の送電柱のΣ形のデザインが面白いです。強度考えたら合理的な形状。

先の専用線。狭いながらもデルタ線を含み、実に模型的配線!

反対側に広がっていたのは自動車取り降ろし側線。車がいっぱい。車運車もまた「壁」に見えます。
それにしても自動車社会アメリカも、自動車そのものの輸送には鉄道に頼っているあたりは愉快です。
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