2010年03月25日

【米:第6日目の7 2009/0929】キャピトル・リミテッド篇1:「鉄道首都」シカゴ。ユニオンステーションにて。「鉄引力」強し!

 時間の感覚って旅行の性格とか期間によって変わってくるもの。2時間半の待ち合わせというのは日本だと、特に18きっぷでの普通電車乗継旅だと悠長に過ぎるものです(1時間なら食事して買出ししてちょうど良い感じ。30分だと買い出しには十分……)。
 でも、2泊3日乗って、すぐに1泊2日乗りたす分にはどんなものやら。
 ちょっと駅の外までいく気分にはなれませんでした。それに「鉄道首都」は旅行の後半で戻ってくる場所。
 ここは、後のお楽しみです。
 

 降車口から出口への案内に従うと、有名な大待合室に出ます。
 よく云われるよう、実質的に待合室というよりは「ホール」として機能しています。文化財的意義のためか、はたまた広告価値がないのか? ここも広告は皆無、案内の類も控えめです。
 なお、通勤列車メトラが多数発着していますので駅規模と現実の昇降客数が釣りあってない……ということはありません。


 問答無用の広大な空間。
 よく云えば広々、悪く云えば虚ろな感じはします(ちなみに16:45。そろそろ夕ラッシュなのに)。入口出口がたくさんあるため、動線がうまく分散されてるのもありますが。

 ただ、シカゴユニオンは流石に「駅ナカ」は充実していました。著名ファーストフードは全て揃うフードコートあり、カフェに売店あり。なお、今回は気がつきませんでしたが駅の外には一般の商店(コンビニ・ドラックストア等)もありました。
 なんであれ、これまで見てきたアメリカの駅よりはずっと便利で賑わってはいます。フードコート冷やかすのもなかなか楽しい。先の待合室と違ってこっちは通勤客で賑わっています。

 フードコート一巡して、アムトラック待合室を軽く覗いて……先の待合室付近に戻ってくると雰囲気の良いバーをみかけました。日本ではバーは無縁な私なので、入りにくさを感じましたが……入り口の「本日の日替わり企画。ドメスティックビール2.5ドル」とかいうのを見て思い切って入店。
 
 こんなところ。
 
 気構える必要はありませんでした。要は「居酒屋」です。「ど、どめすてぃっくびあ」「? バドワイザー?」「いえす」とか云えば2ドル50セントで美味しい生ビールが飲めると(苦笑)。
 

 ありがたい事にデリも併設なので食事もできます。高いレストラン以外で「呑みながら食事」というのはアメリカでは難しいような気がしますので、有り難い限り(フードコートにはアルコール無いこと多し)。


 この日の昼兼晩飯。8ドル50セントでメインの豚肉とたっぷりの付け合せ。美味しかったですよ(但しアメリカ基準)。歩きまわって少し汗かいてたのと、列車内禁酒の辛さからの反動でビールは計3杯。

 あとは1時間ほど暇つぶし。
 先のフードコートのマクドナルドで夜食の買い出ししたり。マックは日本とは微妙に違います……。持ち帰りの飲み物は袋に入れてくれないので要注意(その場で飲んでしまいました)。クオーターパウンダーダブルチーズのセットが確か7.5ドルで日本同等。サイドメニューのチキンラップは1ドル位で安いと思いましたが。


 たまたま改札が開いてたメトラのホームで1枚。


 アムトラック待合室へ。


 大待合室と違って広くも豪華でもない空間。ただ床は安物ながら絨毯で冷暖房完備ですから、実用本位の設備なのでしょうけど。
 通勤列車の客と中長距離の客を分離する役目もあります。


 当然ですが、さまざまな人種・宗教の客層が列車を待ちます(白人黒人半々くらい。東洋人は少ない)。ですが、アーミッシュの男女の一群が居たのはさすがに驚かされました。都会に汽車で出てくることもあるのですね……。

 発車20分くらい前には自分も「キャピトル・リミテッド」の列に付きます。事前の座席指定はせず良い席は早い者勝ちですから、ちょっと意識する必要はあるのです(定員制ではあるので座れないことはありえないのですが)。
 出発10分ほど前にゲートが開き改札開始。ホームへ、どたどたと。



 !!!!
(今日は3回目。なんという鉄引力!)

 向かいのホームに止まっていたのは、今日は3回目に見かける「プライベート・カー」。
 元ATSF(サンタフェ鉄道)の56号(ビジネス・カー。社用車)で、アムトラックの登録番号は800156。1923年製造の古典車両が「現役」というのは言葉も出ません。
 所有者の情報が得られませんでした。貸切用車両のリストにもありませんでしたので(ほぼ同型の車、ATSF#33はありましたが)、本当に個人の所有車の可能性もあります。
 もし、時間とわずかの勇気があれば車内のオーナー?に挨拶というか「愛車」を褒めるだけ褒め倒して、車内を1枚撮らせてもらうくらいのことは出来たかも……(21世紀の今日、個人で鉄道車両所有する金持ちがレールファンで無いわけはないでしょう……たぶん)。
 まぁ勇気以前に時間がなかったのですけど。

 左にちらりと見えるのが乗車する「キャピトル・リミテッド」。東部に向かうのに二階建てのスーパーライナーとは知らず、こちらはこちらで驚きでした。


 ATSF#56のデッキをアップで。
 オーナー?が座ってますね。アメリカの鉄道伝統色のオリーブグリーンは不思議な色調であり、中国やロシアのいわゆる「コミュニストグリーン」とも違った色です。


 連結されているのはホライズンタイプのシングルレベル客車。19:00発の307レ「Lincoln Service」でしょうか? セントルイス0:30着の中距離便。確証はありませんけど。


 さて。
 30レ「キャピトル・リミテッド」も座席車を一番後ろにした編成。
 この地点では、アメリカの長距離列車が今でも「終点で編成ごと方向を変える」ことを知りませんでした。
 3度目になるスーパーライナーの階段よじ登り、席に荷物置いて一段落。客車自体は「お馴染み」ですが、みたび驚いたのは窓際にコンセントが設けられていたこと! これで電話もカメラもゆっくり充電出来るというもの。
 込み具合は……一人客が相席にならなくて済む程度、です。


 何本か先のホームにも同じくスーパーライナーが停車中。


 なんと「キャピトル・リミテッド」と同時発車! 時刻表をみても該当列車はないため、シカゴに着いた列車の回送でしょうか?


 夕方の街を眺めつつ。


 車庫? そろそろ写真も限界です。


 最後尾に出て1枚。
 シカゴを出て1時間ほどでの撮影ですが、かなり複々線区間が続いています。


 夜食。クォーターパウンダーダブルチーズ。日本で同じもの食べたわけではないので正確に比較できず。まぁ「安心」の味ではありますが。

 21時過ぎにはもう寝かけてました。長時間停車があるわけでもなく、窓の外は真っ暗だわ。なにより座席車5泊目ですから……。


 22:33発のWaterloo駅。小さな無人駅。
 「キャピトル・リミテッド」も他の長距離列車同様、深夜にもほぼ1時間ごとに停車して客を拾ったり降ろしたりします。
 この辺の路線はシカゴ〜DCの「キャピトル・リミテッド」、シカゴ〜NYの「レイクシェア・リミテッド」の1日2往復体制。ただ、どちらも時刻が偏っててお世辞にも便利ではありませんが。
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posted by 西方快車 at 23:59| Comment(0) | 2009 北米 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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